制服って家で洗えるの?

最近は大半の制服が家庭で洗えます。

制服は主にウール、綿、ポリエステル、アクリルなどの素材を使用しています。家庭洗濯ができるかできないかを大きく分けると下記のようになります。

  • ウール50%以上  ドライクリーニング
  • ウール50%以下  家庭洗濯
  • 綿・ポリエステル素材  家庭洗濯

ウールが多く含まれる素材はドライクリーニングに出すことをおすすめします。

ドライクリーニングって何?

水を使わないで、有機洗剤を使う洗濯方法です

家庭洗濯のように水を使う洗濯をウエットクリーニング(ランドリー)と言います。
しかし、ウールなどのデリケートな繊維は水につけると傷みますので、有機溶剤を使って洗濯するドライクリーニングがベターです。

  • ドライクリーニングは有機溶剤で汚れを落とすため、水では落ちにくい『油溶性の汚れ』を落とすのに効果的です。 
    しかし、『水溶性の汚れ』『不溶性の汚れ』はドライクリーニングで、十分に落とすことができません。この場合は、ウェットクリーニング(水洗いクリーニング)がおすすめです。ウェットクリーニングについては、クリーニング店にお問合せください。
油溶性の汚れ 皮脂、マヨネーズ、牛乳、バター、ワックス、化粧品
水溶性の汚れ 汗、しょぅゆ、コーヒー、紅茶、日本茶、果汁
不溶性の汚れ 泥、すす、チョーク、カビ

注意!!
『水溶性の汚れ』『不溶性の汚れ』を残したままにしておくと、色あせや風合いの劣化の原因になる場合があります。


クリーニングに出す前に

クリーニング店に出す前にシミ汚れのチェックをしましょう。
汚れがついている時は、その場所と原因をお店の人に伝えましょう。

制服を上手に洗うコツは?

【洗濯機で洗う場合】

糸くず等が付着しないように、制服は単独で洗いましょう。

 ・ボタンやファスナーをとめて、形を整えて裏返してネッ  トに入れる。
 ・詰襟の前ボタンは簡単に取り外しができるので外してから、ネットに入れる。
  水温は30℃ぐらいが適当。ウール混の場合は30℃以下にしてください。
 ・脱水は30秒~60秒程度。長く脱水するとシワがつきやすくなります。

【手洗いの場合】

洗濯物同士がこすれて、生地が痛むのを防ぐためと、糸くず等が付着しないように制服は単独で洗いましょう。

 ・ボタンやファスナーを止めて、形を整える。
 ・詰襟の前ボタンは簡単に取り外しができるので外してから洗う。
 ・水温は30℃ぐらいが適当。ウール混の場合は30℃以下にしてください。
 ・ゆっくりていねいに押し洗い。もみ洗いや生地同士をこすり合わせる洗い方は、  縮みの原因になる場合がありますので避けてください。
 ・脱水も、押し洗いの要領でゆっくり押しながら行ってください。生地を捻って脱  水すると生地が痛みやすく、シワがつきやすくなります。

制服の手洗いのコツは?

素材の種類や汚れの状態に合わせた手洗い方法を覚えましょう

手洗いの良い点は、素材の種類や汚れ具合に合わせて、汚れ落ちを確かめながら洗えることです。
手洗いと言っても、さまざまな方法があります。手洗いの方法を上手に組み合わせることで、素材を傷めずしっかりと汚れを落しましょう。制服を洗う際の代表的な洗い方としては

押し洗い 上着やスラックス、スカートなどを手洗いする、最も基本的な方法。
つかみ洗い 上着の衿や袖口を洗ったり、部分的に付いたシミ等を落とすときに洗う      方法。
もみ洗い シャツ・ブラウスの衿や袖口など、汚れが落ちにくい部分を洗うときの洗     い方。

制服に合う洗剤は?

中性洗剤を選びましょう

市販されている衣料用 洗剤には大きく分けて2種類のものがあります。

  • 一般的な衣料用洗剤、石けん = アルカリ性
    (市販商品名:アリエール、アタック、トップ等)
  • ウール・おしゃれ着・ドライマーク衣料用洗剤 = 中性
    (市販商品名:エマール、モノゲン、アクロン等)


ウールはアルカリに弱いので、ウール混の制服を洗濯する場合は、ウール・おしゃれ着洗いなどと表示された中性洗剤を使用しましょう。
塩素系漂白剤の使用は色あせの原因になるので、使用は避けてください

正しい制服の干し方は?

自然乾燥が基本です

制服はどのアイテムでも、脱水後はすぐにシワを伸ばし、形を整えて自然乾燥が基本です。

直射日光は、色あせや黄ばみの原因になりますので、避けたほうがよいでしょう。

シミがついた どうしたらいいの?

シミ抜きは時間が勝負。とにかく急いで

 シミ汚れは時間がたつほど、取れにくくなります。でき るだけ、速く対処しましよう。
 その際には、シミの種類に応じた対処が必要です。

【シミ抜きの手順】


1. シミの付いた部分にタオルやハンカチを当てる。

2. シミが付いた布の反対側からブラシや綿棒に液体を付けてたたく。
 あまり強くこすり過ぎて生地を傷めないないように注意!
 ※シミの種類によって『水』『溶剤』『洗剤液』を使い分けましょう。

3. シミをタオルやハンカチに移し出す。
 シミ抜きのあとは洗濯表示に沿って洗濯をしましょう。
 
 ※それでもシミが取れないときや衣服全体に汚れがついているときは、クリーニン グ専門店にご相談ください。

ネクタイやリボンの洗い方は?

制服から外して手洗いしましょう。

ネクタイやリボンは制服から外して、制服とは別に手洗いしましょう。

ネクタイやリボンは、丈夫なポリエステル素材でつくられているものが多いのですが、細かい縫製なので型くずれしやすいものもあります。

一般的な衣料用洗剤(無けい光)か中性洗剤(ウール・おしゃれ着・ドライマーク衣料用洗剤)を使用し、押し洗いしながらしっかり汚れを落としましょう。

型くずれを防ぐため、脱水はねじって絞ることを避け、押し洗いの要領で上から押して水気を切りましょう

シャツを黄ばませないコツは?

汚れたら、出来るだけ早く洗いましょう。

着用、洗濯を繰り返すと、白いシャツ・ブラウスは次第に衿や袖口、脇などに黄ばみが目立ってきます。
主な原因は、皮脂などの油汚れがたまり、酸化されて変色するためです。

シャツ・ブラウスを黄ばませないコツは、汚れたらできるだけ早く洗濯し、しっかりと汚れを落とすことです。
さらに、アイロンがけの際に衿や袖口にのりづけをしておけば、洗濯で汚れが落ちやすくまります。

もし、黄ばんでしまったら、市販の漂白剤を使用することにより、ある程度白さを回復させることができます。

  ※漂白剤にはいろいろな種類がありますので、衣料の状況に合わせて使い分けて   ください。

制服のテカリはどうしたらいいの?

当て布をして、スチームアイロンを浮かせながらかけましょう

制服のおしりやひじの部分が椅子や机との摩擦を繰り返すと、布表面の繊維の毛羽が寝た状態になります。
このため光を反射してテカリが出ます。

テカリをとるには寝てしまった毛羽を起こすことが必要です。


1. テカリ部分の布目と逆方向にブラッシングして、寝た毛羽を起こす。

2. テカリ部分に当て布もしくは濡れタオルを当て、スチームアイロンをかしながら かける。

 ※テカリ部分の繊維が劣化している場合、回復は困難です。

制服のアイロン方法は?

制服は当て布をして、中~低温でスチームを。

制服は、アイロンのかけ方によって仕上がりに差がでます。
正しいアイロンのかけ方をマスターしましょう。

アイロンのスチームとドライの違い

スチーム

 浮かしかけ(服より5~10cmアイロンを離した状態)でウール素材のシワを伸ば したり、ふんわりとした風合いを出す時、スカートやスラックスの折り目を付ける ときに最適。

ドライ
 霧吹き等で布を湿らせて、高温の熱でハリのあるシャキッとした風合いに仕上げる 時に最適。シャツ、ブラウスで、スプレーのり等を使ってアイロンがけする場合に もドライを使用。

アイロンのかけ方

1.アイロンの温度が制服の洗濯絵表示に合っているか確認。
 アイロンの温度が制服の洗濯絵表示に合っているか確認。
 ウール混やポリエステル素材のものは、必ず当て布をしましょう。
 当て布はハンカチや日本手ぬぐいなど、ケバ立ちの少ないものが最適です。
2.アイロンをかける順番は、面積の小さい部分から順番に。
 面積の小さい部分からアイロンをかけると、アイロンをかけ終わった部分のシワを 防ぐことができ、二度手間になりにくいです。
  例)シャツの場合
  台衿 → 衿 → カフス → 袖 → ヨーク → 前身頃 → 後ろ身頃
3.布目に沿ってアイロンを動かし、生地のシワを伸ばす。
 アイロンを布目に沿って、一方向にすべらすようにかけると、すっきりきれいな仕 上がりに。
 アイロンをジグザグに動かすと、布がよれてシワの原因になります。

ここがポイント!

・ アイロンを持つ反対側の手で、生地を軽く引っ張るように押さえながらアイロン を動かすとスムーズにアイロンをかけることができます。

・ スカートのヒダは、アイロン台に平ゴムをかけてヒダを押さえると、アイロンが けがしやすくなります。

制服の匂いの対策は?

こまめに洗濯をし、汚れをしっかり落としましょう

臭いの主な原因は衣服の汚れです。
制服の臭いを抑えるには、こまめに洗濯し、汚れをしっかり落とすことです。

また、臭いは湿気により助長されるので、脱いだときには風通しのよいところに吊るしておきましょう。

制服は毎日着用するので臭いが発生しやすいため、衿裏や裏地など特に汚れやすい部分に抗菌防臭加工素材を使用しています。

 ※市販の除菌スプレーや消臭スプレーを補助的に利用する方法もあります。

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